初心者ででもできる!WordPressのログインセキュリティを強化!All-In-One Security (AIOS) の3つのログインセキュリティ
WordPressサイトへの不正ログインは、情報漏洩や改ざん被害などの深刻なリスクにつながります。
そこで今回は、**All-In-One Security (AIOS)**プラグインのログインセキュリティ機能に焦点を当て、詳細な解説と設定方法をご紹介します。
1. ブルートフォース攻撃対策
ブルートフォース攻撃は、パスワードを推測するためにランダムな文字列を繰り返し試行する攻撃です。AIOSは、以下の機能でブルートフォース攻撃を撃退します。
1.1 ログイン失敗回数の制限
ログインに失敗した回数が一定回数を超えると、一定時間ログインできなくなります。デフォルトでは5回ですが、設定画面で変更可能です。
1.2 ログイン試行回数の制限時間
ログイン失敗回数の制限時間が経過すると、再びログインできるようになります。デフォルトでは1時間ですが、設定画面で変更可能です。
1.3 不審なIPアドレスの自動ブロック
短時間に多くのログイン試行を行うIPアドレスを自動的にブロックします。
設定方法
- AIOSのダッシュボードを開きます。
- ユーザーのセキュリティ > ログインロックアウト に移動します。
- ログインロックダウン機能を有効化 にチェックを入れます。
- ログイン失敗試行回数 と ロックアウト時間 を希望に合わせて変更します。
- 変更を保存 をクリックします。
2. ログインページURLの変更
デフォルトのログインページURLは推測しやすいため、攻撃対象になりやすいという問題があります。AIOSは、ログインページURLを自由に変更することで、攻撃を防ぎます。
設定方法
- AIOSのダッシュボードを開きます。
- 総当たり攻撃 > ログインページの名称変更 に移動します。
- ログインページ URL に、任意のURLを入力します。
- 変更を保存 をクリックします。
注意点
- 変更したURLをメモしておきましょう。
- 変更後に古いURLにアクセスすると、リダイレクトされます。
3. 2段階認証(Two-Factor Authentication)
2段階認証は、パスワードに加えてもう1つの認証要素を追加することで、セキュリティを飛躍的に向上させる機能です。AIOSは、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどのアプリ認証や、SMSやメールによる認証コード送信に対応しています。
設定方法
- AIOSのダッシュボードを開きます。
- 2段階認証 に移動します。
- 2段階認証を有効化 にチェックを入れます。
- 認証方式 として、アプリ認証 のみです。
- 変更を保存 をクリックします。
- Google Authenticatorなどのアプリで追加で画面のQRコードを読み取る
注意点
- アプリ認証を利用する場合は、Google Authenticatorなどのアプリを事前にインストールしておく必要があります。
4. その他のログインセキュリティ機能
AIOSには、以下のような便利な機能も用意されています。
- ログイン活動の詳細なレポート機能: ログイン日時、IPアドレス、ログイン成功/失敗情報などを確認できます。
- CAPTCHA/reCAPTCHAの実装: 画像認証を用いて、ボットによる不正ログインを防ぎます。
- ユーザー名「admin」の使用禁止: 攻撃者がよく使用するユーザー名である「admin」の使用を禁止できます。
- ログイン名と表示名の一致チェック: ログイン名と表示名が一致していることを確認できます。
- 一定時間経過後の強制ログアウト: 一定時間操作がない場合に、自動的にログアウトされます。
まとめ
AIOSは、無料で利用できるにもかかわらず、強力なログインセキュリティ機能を備えています。今回紹介した機能を組み合わせることで、WordPressサイトのログインセキュリティを大幅に強化することができます。
セキュリティ対策は常に最新の状態を保つことが重要です。定期的にAIOSをアップデートし、ログインセキュリティ設定を見直しましょう。
よくある質問 (FAQ)
Q: ブルートフォース攻撃とは何ですか?
A: ブルートフォース攻撃とは、パスワードを推測するためにランダムな文字列を繰り返し試行する攻撃です。AIOSは、ログイン失敗回数の制限や不審なIPアドレスの自動ブロック機能でこの攻撃を防ぎます。
Q: 2段階認証を設定するには何が必要ですか?
A: 2段階認証を設定するには、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどのアプリをスマートフォンにインストールする必要があります。SMS認証を利用する場合は、SMSが受信できる電話番号が必要です。
Q: ログインページURLを変更するメリットは何ですか?
A: デフォルトのログインページURLは推測しやすいため、攻撃者が簡単にアクセスできます。URLを変更することで、攻撃対象になりにくくなります。
参考情報